2016年6月26日日曜日

全日本自転車競技選手権ロードレース エリート

まあ、予想通り全く通用せず。
一本目の登りの速いこと速いこと。

photo by masahif
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photo by ekuni-san

2016年6月24日金曜日

全日本自転車競技選手権ロードレース 個人タイムトライアル

去年21位で出場権を確保できず、出れるか分かりませんでしたが、神奈川車連さんに推薦していただき(というか自薦したのですが)結果出場することができました、ありがとうございました。
で、個人タイムトライアルは事前準備が8割?なので前半のボリューム多めでお届けいたします。

練習はロードレース向きの練習を冬、怪我明けから積んでいたのでベースとしてはそこそこある自信はありましたが、タイムトライアルバイクには出場が決まるまではあまり乗る気にならず、TT車の乗り込みとしてはちょっと不足気味。ロードレースは良い感じに走れてるんだけど。

機材としては、加須TTくらいから新しい自転車にもようやく慣れてきた感覚があり(特に乗ってないんだけど)、また、ホイール&タイヤを一新したり、エアロバーの形状を変えたり準備はそれなりにできていた。謎の煮込んだチェーンも準備万端。



そして6/1に出場が決定し、気合を入れなおしてTT向けの練習を開始。
それまでは弱点のL5,L6を主にやっていたところをL4の比重を多くする感じで。と、同時にプレアジア杯の時のデータなどを使ってシミュレーションを開始。某チャンプの参謀のように遺伝的アルゴリズムとかで探索するまでの気合(とスキル)はないので、仮説を立ててシミュレーションをして傾向を読むの繰り返し。なるほど感のある結果でたので、それを覚えてレースはアドリブでこなす(でも限界は決めておく)感じで。

直前までジタバタしてエアロ的なブレーキを買ったり、シミュレーションの結果を信じて馬鹿でかいチェーンリング買ったりして。

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移動
島での開催で大問題なのは移動、車なら問題ないんだけど、自転車2台、ホイール5本、ローラー、ポンプ、工具etc… をひとりで移動するのはしんどいと思っていたら、フィッツ(ポンズ)監督が手伝ってくれることになった、助かりました。
仕事が終わって車で重い荷物を駅まで運び監督に見張ってもらっておき、一旦帰りロードバイクで駅に来て輪行袋に入れて浜松町へ。通勤ラッシュと逆方向でよかった…。
積みこみ終了ギリギリで竹芝桟橋に到着しなんとか積み込み。が、ダンボールに入れた自転車は有料で1500円という罠。宅配便でも2000円ちょいなので帰りは送ることに決める。
なにはともあれ積込できて一安心、あとは寝てれば大島なはず。腹が減っていたので出港までの時間でコンビニにダッシュ。



出港し、監督とデッキでちょっと呑んでベッドへ。
大島に着いたら大雨…ツアーで申し込んでいない我々は迎えの車もなく途方に暮れる。バスもどんなもんが来るのかわからない(小さかったらこの荷物入らないよな…みたいな)
なんとなく難民仲間とうだうだしていたら、なるしまのAKさんがレンタカーを貸してくれるとのことで、お言葉に甘える。一旦宿にでかい荷物を置き、チェックインできないのでなるしまさんの宿に転がり込ませてもらう(本当に助かりました…)。
その後午後便熱海発の高速船で来られた伸成さんと合流し試走へ。
TTコースを2周、ロードコースを1.8周。

(レースが始まらないぞ…)
(省略…)
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当日
朝暇な時間にローラーを会場に持って行っておく。FeedbackSportsのはコンパクトで良いねぇ。でも会場にローラーが用意してあった。すごい。
1時間半くらい前に会場に再び行き、アップ開始。オーバーヒートしないように氷袋を首の裏に当ていつものプロトコルのフルバージョンで。(さいごのL4 5分を2回やる)
https://www.strava.com/activities/619200784


氷嚢を乗せてアップ中
去年のようなひどい感じではなく、練習通りのパワーが掛かり、脚の感触も良かったので安心した。
シューズカバーが使えないらしいという噂が流れる、そして先に検車に行ったミキタケさんがやっぱりダメだ~と帰ってきたので、つけずに行くことにする。ベルクロ長くて余ってるのが嫌なんだけど…こんなことなら切っておけばよかった。
事前に決めた”することリスト”に従いルーティーンをこなしてスタート18分くらい前に待機エリアに。
スタート直前水を被っておく。
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スタート
スタート間隔は30秒なのであまり余裕はない、けど、クリートをはめ、Garminを動かし、自転車の傾きをスタート補助員さんに伝えて落ち着いてスタートできた、ここらへんはなんとなく成長を感じる(歳とったな)。
スタートして少し緩く登り、その後下りになる、下りで速度をまず乗せてリズムに乗りたいところ、ここは上手くいったかな。いつも無茶なペースで序盤を走ってしまうので、丁寧に丁寧に…と思いながら。まあ回りと比べると結果ちょっと抑え過ぎだった気もするけど、パワー的にはイーブンだからまあ良かったのかな。
その後はシミュレーションでの検討に従い勾配と風と脚の具合と相談しながら走る。
折り返しで確認すると、超合金さんが速い、あとは後ろの椿選手と鈴木譲選手が速いなとわかる。
ぬう、第一ウェーブトップは無理か、という気持ちが生えるけど頑張って忘れる。
そんな感じで1周終了。15分30くらいで、まあ良いのかな?と思ってしまったけど周りからするとそうでもなかった。


そしていつも中だるみする中盤へ。でもこの日は序盤抑え気味だったからそこそこで走れたかな。1.5周の地点の折り返し直前で鈴木選手と椿選手に抜かれる、くそー。
平地はそんなに変わらないんだけど登りがなぁ。体重が恨めしい感じ。
でも僕の昔からの習性で、「半分過ぎると頑張れる」距離になったのでじわっと上げだす。椿選手が遠くに見える感じで2周回完了。
温泉の前の下りで水を飲み、被る。あと一周!


ところで、「なんか風が強くなってませんか??全然進まないのですが…」
と、誰かに聞きたくなったけど、自分一人なので気のせいか脚のせいということにして走る
(気象台のデータによるとピンポイントで風が強くなったという事が判明)
最後の折り返しを過ぎ、まえ~の方にミキタケさんが見えてきてじわじわ近づいてきて、最後の力を振り絞ったらぶつかりそうになったのでちょっとだけ抑えて、ゴール後フルブレーキで回避。
第一ウェーブの結果が出て6位、この時点で来年の出場権が取れてちょっとホッとした。
上手く走れた気がするけど上がいたなぁ、という感じ。
そして第二ウェーブで西薗選手が優勝し、「俺が煮たチェー(ry」と喜んだところで、16位確定。13位はならず。
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考察?

Av.308W
NP314W
46min57sec
タイムトライアルにしては平均とNPの差が大きいのはコースの特性のために意図的にやってた証拠です。CP的にはベストのパワーが出ていますが完全にフラットなパワーを出していたらもうちょっと平均がでて、タイムが遅かったかな(メシノタネry)。

順位推移は右肩上がりで走れたのでペーシングとしては合っていたのだと思う。





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離島での開催はロジスティクス的に大変だったけど、僕個人はとても楽しかったです。
応援していただいた皆さん有り難うございました。(ストリーミングがなかったのが残念です)。監督、チームの方、推薦していただいた神奈川車連さん、有難うございました。来年は13位奪還…じゃなくてもうちょっと(弱気)上を目指します!

余談:
チバポンズでエントリーしたのは、フィッツが2人いると推薦枠な僕が落とされれちゃうかな?というコスい策略の結果です…。
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自転車
Focus ”Walser” Chrono Size S
タイヤ&ホイール F:HED3 Clincher Conti. GPTT23C 9bar / R:CITEC 8000 disc Clincher Conti. Supersonic23C 8.7bar
コンポーネント SRAM FORCEとかいろいろ(RDはショートゲージのメカにロングケージを組み込んでいる)
クランク 78DURA Wired SRM 170mm60-42T
スプロケット 11-25(10sp)
去年からの大きな違いは前後WOにしたところ。HED3は割れてるやつを買って自分で直して使ってます(笑)、そしてドイツからやって来たCITEC、こいつがわりと優れもので、ギブリのようなテンション構造で意外に軽い割にお安い。タイヤは前後Supersonicで良かったんだけど、当時売り切れで、GPTTをお試しで。GPTTはパンク防止ベルトを入れる代わりにゴムの量を削ってある感じ。まあどちらも速いタイヤです。当然チューブはラテックス。

ウェア類
スキンスーツ チャンピオンシステム スピードスーツ
ソックス デフィート
ヘルメット Garneau P-09
シューズ BONT A-1