2018年6月20日水曜日

TTメシノタネ(1)

アップダウンのあるコースって、一定パワーで走るより、ある程度メリハリつけて走るほうがなんとなく速い気がしません?

え?しない?
実は、速いんです。
(うまくやれば)

下のグラフは、今回の全日本の最終周回のパワーデータ(赤)です。薄い青が実際の速度、濃い青がシミュレーションによる速度です。緑が標高。
シミュレーションはカーブでの減速などが考慮されていないのでちょっと実際とは乖離がありますがそこはまあ今回は無視で。



このパワーの出し方でのシミュレーションによるラップタイムは1049秒と計算されました。(実際は1080秒)

このときのパワーを平均すると319.8Wなので、その値を一定で出し続けたとしてシミュレーションしてみます。究極のイーブンペース。




こんなかんじ。
シミュレーションによるラップタイムは1059秒でした!
なんと+10秒!

TTって楽しいですねぇ~。

2018年6月17日日曜日

全日本選手権自転車競技大会 ロード タイムトライアル

全日本TTです。思い返すと結構出てますね。
過去の戦績は、

2013年 13位
2014年 13位
2015年 21位
2016年 16位
2017年 18位

ってな具合です。13位以上を狙いたいところですが、今年はなんかブリッツェンとブリヂストンがやる気を出して大挙して出場してきてなかなか大変。

練習はこの日をターゲットに、XertというWebサービスの有料版でワークアウトを作ってもらってやってました。このXert先生がなかなかスパルタででしてね…ってこれは長くなるので別な記事か別な機会に。

トレーニングは、割とXert先生のBase、Buld、Peak、Taperというフェーズを経てなかなかいい感じに積めているかな。21時に帰ってきて2時間半のワークアウトととかやらせるの、殺す気かよ!ちょっと配慮して〜と思ったりしたけど(笑)

機材に関しては、クリートの位置から全部やり直した感じ。
ミッドフット気味だったクリート位置をつま先気味にして、2015年のスランプのときから広めにしていたQファクターも狭めに戻した。去年は足と腰の関係をほぼロードと同じにする作戦にしたいたけど、それも無しにして、TTの専用なポジションを模索。臀筋が効いて、かつ四頭筋も効き、非常時には下肢も使えるようなそんな感じを目指してポジションセッティング。
あと、試走したときに、ダンシングの必要を感じたので、ブルホーンの位置はロードのブラケットの位置と同じにするようにステムを変更。DHバーはベンドタイプな今っぽいポジションを目指してみた。サドルのセットバックは50mmにして、DHバーの突き出しは780mmくらいになった。



去年との共通点はセットバック50mmってとこだけかな。
ギヤ比も前56、後ろ11-28でほぼ決定、試走してどうかだけど多分大丈夫。

そしてレース
移動は土曜日0時から。
パラの選手であるところのKEIKOさんとそのコーチ(ってかFORCEのヤハタさん)の3人で移動。全部運転していただいてとても助かりました。

8時頃会場に着き、まず車で一周してたり自転車を準備したりして10時半から試走。
春に試走に来た(その時はロードバイクで)印象を参考にTT車をセッティングしたけど、かなりマッチしている。試走してよかった〜。

まず1周は流し。2周目はシミュレーションで導き出されたペース配分を頭に入れて割と本気で走る。一時停止を含めてもそこそこなタイムで走れた。もう一周そのまま走ろうかなと思ったけど、GoPro的なものがぶっ飛んでしまい、拾うために停止したので福田🐘の試走に付き合うことに。ペース配分のノウハウを伝える。

結局試走は3周、調子はかなり良い。
予備検車を受け、2mmほどセットバックが少なかったのを修正したり、DHバーのライズが多すぎたので修正したり。

宿泊はRoyal Hotel能登。飯は危険なバイキング。




食べ過ぎた。

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レース当日

朝ごはん。バイキング形式やっぱりなんか間違える。



時間はいっぱいあるけど、パラの集合時間や、女子エリート(🐘)の都合もあり早めに会場入り。




福田🐘のバイクを見てやったり、スタートを手伝ったりしたけど、チェーン落ちからチェーンがジャムってDNF、残念…。
そうならないために僕にもやれることあったんだけど、あんまり直前に手を出してもなぁと止めてしまった、反省。

1時間20分前からアップ開始。
マキタの電池式業務扇風機が唸るぜ。
調子は…とても良い。パワーが上がりそうになるところを意識して抑える感じ。


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スタート

第2ウェーブの2人目。前は”ライバル”Leomoの才田君。
(ってか一方的に宣戦布告されてる感じなんだけどw)
スタート間隔は1分差。


Photo by 小山さん
 一周目、オーバーペースにならないように抑えめではいる。と言っても最初の直線は360Wくらい出てたので、こりゃいかんと330Wくらいに抑える。
風向きに気をつけて走る場所を考えたり、少しでも路面が荒れてないところを走ったり、少しでも日陰を走ったり、そういう細かい意識を忘れずに。
思い返すと最初はホームストレートが追い風で、その後向かい風になった気がする。

一周終わり。
Lap1 17:54

才田くんとの差は目算で15秒くらい詰めた。
今日はバッド・デイじゃないのを確認し一安心。調子のランクも松竹梅の松に近い竹になりそう。

ホームストレートの反対の民家区間で向かってくる車が。あまりに自然に走ってくるからスルーしちゃったw
ライダーズミーティングでも「公道を使わせてもらっている以上、完璧な規制はできないので注意して走ってください」と言われたのでだいじょーぶ、「かもしれない運転」大事。

ここらへんで何故かヘルメットの風切り音が大きくなる。あれ~?とおもい耳を覆う部品を触ると左側が外れてる。走りながら直そうとするけどなかなか嵌らない。ハンドルに貼り付けてあるテープを剥がして止めようとしたけど失敗。
中間計測を過ぎた下りでジェルを飲む。
どんつきの登り切りでメットの修正にチャレンジしたら成功。よっしゃ。集中し直し。


Photo by 信州ふぉとふぉと館さん
パワーは落とさないようにしてたけど、ごちゃごちゃやってたから空力的にロスしたのかな、タイムを落としてたみたい。近づいた才田くんがまた遠くなってしまった。
Lap2 18:04

最終周回
パワー的にはもはや練習では出したこと無いパワーを出し続けられているけど、大タレすることはないと確信。
登りも限界ギリギリのパワーを出して才田くんを追う。しかし、思うともうそんなにタイム稼げるところがない。
下りの休みも最小限にしつつ、登りでは追い込む。
筋肉は全部問題なし、攣る気配もない。




どんつきの登りを500W平均で登れるかと思って突っ込んだらちょっと失敗してしまった。でもなんとか登りきってからの緩斜面で速度を戻せるパワーを残せたので助かった。


Photo by 信州ふぉとふぉと館さん
テクニカルな下りでちょっとだけ休んで最後の下りへ。速度が乗り切るまではしっかり踏み、想定した速度に到達したらその後のちょっとした丘に備えて休む、丘は全力。うっかりすると結構速度が落ちてしまう丘の頂上で41km/hは合格。
そこからは出がらしだけどできるだけのパワーを維持してゴールへ。残り1km遠い…。けどなんか身体からエネルギーがどんどん出てパワーを上げ続けてゴールへ飛び込めた。
Lap3 17:45

ひゃー、おわったー。
ってのがまず思ったこと。そして、多分才田くんには負けたなというのもわかった。

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結果
14位
(才田君13位)

2013年 13位
2014年 13位
2015年 21位
2016年 16位
2017年 18位
2018年 14位 New!

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データ
Duration 53:49
Distance 38.885km
Work 1022kJ
Average Power 316watts
IsoPower(NP) 328watts
Max Power 632watts
Average Cadence 85rpm
Average Speed 43.4kph


平均を削ってでもNPに振ったのは作戦通り。
マトスポからデータ持ってきて集計したのがこれ。





  




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自転車
Focus ”Walser” Chrono Size S
タイヤ&ホイール F:HED3 Clincher Conti. Supersonic23C 8bar / R:CITEC 8000 disc Clincher Conti. Supersonic23C 8bar
コンポーネント SRAM Red E-Tap
ブレーキ BR-6600/Simkins Design EGGBrake
クランク Infocrank Classic 170mm/ROTOR Oval 56T aero (PCD110mm)
スプロケット 11-28(11sp)
チェーン 
CN-HG901 / MOLTEN SPEED WAX&SPEED Powder

サドル ISM Prologue

ウェア類
スキンスーツ Bioracer AEROSUIT RACE PROVEN TIME TRIAL
ヘルメット Giro Selector
シューズ BONT A-1 
ソックス Northwave
シューズカバー Velotoze

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サポート、応援、ありがとうございました!

2018年6月10日日曜日

JBCF那須ロードレース

去年初っ端の大落車がトラウマで出ないつもりでしたが(TTの練習したいし)、家の近くは雨っぽいので、TTを一人で練習するモチベーションが出なそうだったのでレースに出ることに。レーススタートが遅かったのも要因の一つ。

クリテが終わり一旦帰り、家で寝て、8時頃起きて出発。雨模様だからか高速も空いててすぐついた。

雨が降る中スタート。
去年の落車により、JPTも信用されなくなったので、下りが終わるまでパレード。しかし逆に下りが遅く詰まって去年のフラッシュバック!しかも雨!しかし無事下り終わり、橋のあとの上りを過ぎたあたりでレーススタート。
キチーけどなんとかなる…かな、一周はクリア、2周目もクソ速い。橋の後のちょっとした上りでインターバルがかかり、その後の一見平坦に見える緩斜面でキツさMAX。細い道になってからの上りでポジションを下げ…ちぎれる…。一旦下りで何人かを追い抜き、直登区間でも何人かに追いつく。
小室さんに追いつき、ローテを回す。エカーズ、狩野さん(チェーン落ち)、ブラーゼンなどを回収し回していくが、平坦と下りを牽けるのが僕と小室さんくらいでなかなかしんどいパターン。エカーズは上りのたびにアタック気味に行くので放置、そのくせ平坦牽けないんだから困ったもんだ。



一人いなくなり、小室さんもいなくなり、狩野さん、エカーズ、僕でローテを回してると、細い道の急坂で僕が切り離される…えええ…。

怒りの追撃モードを繰り出して下りはトップチューブペダリングとかを繰り出すが追いつけず。



その後のS/G地点で赤旗で終了。
テンペストって素材のアームウォーマーはこんな気温に最高だった。

あと、OGKのFLAIRを使い始めました。これ、とにかく軽いっすね。

2018年6月9日土曜日

JBCF那須塩原クリテリウム

その後のこと考えながらテキトーにカーブ曲がったらコケた。ご迷惑をおかけしました。ニュートラルで復活してからは、僕起因の中切れと思われる集団を頑張って牽きました。許してください。


つーてもあのコース厳しすぎだよね〜