2014年9月28日日曜日

Jamis Renegade 試乗レポ

Jamisが造った新ジャンルのバイク。


乗るまではキャラクターを想像できなかったんだけど、乗ってみてちょっとわかった。

Supernovaのあとに乗ったら、直進性、安定感がすごい。ディスクロード的な性格なのかな?と思っていたのですが、そうではなく、ツーリング車のフィーリング。
 
簡単に言うと
  • SUPERNOVAはラインを選んで速く走るバイク
  • RENEGADEはライン関係なくバイクにまかせて突っ込んでいってオッケーなバイク
道やシチュエーションを選ばず、疲れること無く走ることが出来るバイク。カーボンフレームで車重はそこそこ軽いので”どこでも楽に”が更に際立ちます。
細いシートステイとコンパクトなリヤ三角で振動吸収は…とは特に感じなかったかな、基本的にストレートで構成されているのと、太いチェーンステイが効いてそう。振動吸収はタイヤに頼るのがいいと思います。 同じくフォークもがっしりしてます。


ワイヤー引きだけども、キャリパーで油圧に変換されるHYRDディスクブレーキは、意外にもタッチが良く、悪天候時の制動力にも期待できます。オフセットチェーンステーにより、40cタイヤまで入る万能さ。泥除けやキャリアのダボもつくのでツーリング車に仕立てても良いですね。

フォークは相変わらず凝っている。
 15mmスルーアクスルで剛性感たっぷり。

BB周りはすごいボリューム。オフセットチェーンステーのためにチェーンステイがBB下方から生えるようにしているためですね。

2014年9月21日日曜日

Jamis SuperNova 試乗レポ


乗る前に組み上がった自転車を見た印象。
「これはアドレナリン出るね!」
持ち上げるとおどろくほど軽い。ディスクブレーキ仕様でこれはすごい!
乗った瞬間動き出しが軽いのがわかる。 WOのマッド用タイヤを履いている気が全くしない。タイムトライアルバイクより軽く感じるのは翌日の実業団タイムトライアルチャンピオンシップにとってイメージ悪いんじゃないかというくらい(笑)



ギャップ超えも、車体が軽いので自然に楽に持ち上がる。
ダートに出ると、車輪がとても大きく感じる。これはギャップに対して振動吸収と安定感が高いため感じるのかな。
安定感は高いけども、加速への反応はロードバイクかと思うくらいの反応。このような時には大きい車輪をぶん回している感覚はない。振り回してもヒラヒラ動かせる。ギャップをちょっと避けるのとかも思いのまま。ブレーキゾーンのないリム(たぶん軽い)が効いてるのかな、ディスクブレーキの隠れてメリット。

ハードブレーキングしてもフォークの先が震える感覚もない。(ディスクブレーキ車だと時々ある)
JAMISはフロントフォーク作るのうまいですね。スルーアクスルのFハブも剛性感に貢献してそう。

そして、非対称なトップチューブの成形により、担ぎやすい。そもそも軽いので担ぎが楽!

うん、これは…反則!


(フレーム売りなので以下は参考に)
アッセンブルされたフロントシングル11速のSRAM CX1も十分なレシオを確保できていて、フロントシングルでまったく問題なし。MTB由来(そのまま?)のRDにより、バンピーなところを走ってもチェーンの暴れが少なく感じた。 油圧ディスクブレーキも最初パッドの当たりが出ていない感触であったが、次第にしっかり効くようになって来た。

ホイールはアメリカンクラシックのチューブレス対応ディスク専用リム。かまぼこ断面で泥がリムに乗りづらくマッドな路面メリットが有ると思われる。 タイヤの選択が容易になるのが良いところです(チューブラーはホイールをいっぱい用意しないと…)特に最近開発が進んでいるチューブレスタイヤを組み合わせられるのが良いですね。

レースの最高レベルの性能を求めるとすればタイヤはチューブラーを使うのがベストなのは分かりますがそれは別に用意するとして、TLホイールが1set予備になるというのは具合が良いですね。

2014年9月7日日曜日

JBCF タイムトライアルチャンピオンシップ P1

JPTに登録した最大の理由でありモチベーションがこの実業団タイムトライアルチャンピオンシップでした。

と、言ってもTTの練習をしまくるというわけではなく、ロード寄りな練習をバランスよくやっていた感じ。TTの練習に本腰を入れだしたのはみやだクリテリウムが終わってから。

まずポジションを確定させる作業。
セットバックとサドル高を”前乗り感”に拘らず探った。結局セットバックは50mmに、サドル高は13mmくらい上がったのかな。エアロバーの突き出しは最初は少し上向きにして肘を曲げて引きつけるようにしていたのですが(ランディスのような)(突き出し量を750mmに収めようとしていたので)、肩周りの可動域が小さくなって走りづらい?気がして水平に戻し、セットバックを50mmと確定することとしたので突き出しは800mmまでの間で探すことに。結局780mmくらいが感じが良かった。

といわけでポジションが決まったのがレース2日前。
でも、特殊なポジションにしてるわけじゃなくて自分が乗りやすいポジションにしてるから平気でしょ、と、変な自信。

でも走ると疲れが溜まっていてまったくパワーが出なくてあれれ~、とは思っていました。でもこれは疲労が抜けた時は大丈夫と信じるしか無かったしそうした。

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レースに向けてテーパーリングして、前日に妻にマッサージしてもらいコンディションはバッチリ!(の、つもり)
ゆっくり行ってもいいんだけど試走したいので4時半起きでgo!

が、雨にテンション下がりっぱなしのまんま渡良瀬遊水地到着、ん?止んできたか?
9時前から試走開始。とりあえず3周。
8割位の力で7分半のペースで回れたので一安心。やっぱり本番仕様は速いなぁ。

椅子で昼寝したりして時間をつぶす。

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アップ
負荷付き三本ローラーを使っていつものプロトコルで。
ファストペダリング1分5本、L3(じわじわ上げてく)5分、L4 5分x2
アイスベスト(っぽいもの)と氷袋で冷却するけども汗だらだら。
まずいスペシャル?ドリンクを飲み切る。

25分くらい前にスタートへ。検車も問題なく済み、あとは待つだけ…と思ったらシューズカバーを忘れてた(汗
妻に取りに行ってもらう。有り難し…。
スタート前にタイヤチェックをしていたら、前輪のトレッドどまんなかに石がめり込んでいるのを発見。こりゃいかん。爪で何とか石をほじくりだした。奥の方にチューブ見えてるけど同じとこで石踏まなきゃ大丈夫だろ…と信じるしか無い。

スタートの気温は22度くらい、もうちょっと暑くなったほうがいいんだけど…。
(空気が薄くなって抵抗が減ります)

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スタート
スタート台に乗り、1分半間隔なので結構待ち時間がある感じ。スタートのギヤは55-19(去年テストして決めた)。
スタートはトラックのスタートみたいに腰を引いてスタートしてみた。スタートからスプリントするわけじゃないけど気分ね!

スタートしてまあいつもの通りテンション上がって50km/h。
メーターを見て気づく。あれっ?これクリテリウムの用に表示替えてリアルタイムのパワー表示してなかった。
表示項目が
タイム/ラップ数/平均パワー/ノーマライズドパワー(NP)/時速/ケイデンス
だった。一瞬GARMINをいじって表示を変えようとするが、思い直しそのまま走ることに。


平均パワーはメーターを30秒前からスタートしたので低く、NPはスタートダッシュしたのでめちゃくちゃ高い。
ひとまず見ず、何となくギリギリのところで走る。
しかしなんか速度の乗りが悪いなぁ、どうしたのかな、と思ってたら風が練習走行の時と違い、90度コーナーまでが向かい風、湖の中からゴールまでは追い風になっていた。90度コーナーから速度に乗って気分がいい。
タイヤはいつパンクしてもおかしくないので、石を踏まないように気をつけて。
一周終了、7分ちょい、NPが340あたりだったかな。お?これは松コース行けるか?と思ったものの、2周目はややきつく、限界手前のところで抑えておく。90度コーナーが慣れてきたのとその区間が向かい風だったのもあり、42km/h位からほぼ減速なしで入れるようになった。
2周終了して14分半くらい、最後の一周を上げるぞ!という気合を入れて向かい風区間に。バイクが横~斜め後ろから写真を撮ってくれている。気合が入るな…ヘルメットの角度を気にして直したり メーターが重さで斜めになっちゃうのでちょくちょく直したりしながら全部出しきるつもりのペースを維持。
90度コーナーはエアロポジションから片手だけブレーキレバーに手をかけるだけで曲がれた。
前をダンシングで立ち上がって加速する選手がいるけどこちらは立ち上がってすぐにエアロポジションで加速して追い抜く。
あとはゴールまで踏み抜くだけ。パンクするなパンクするなと念じながら加速、48km/hとか出てた。ゴール前のカーブからブルホーンに持ち替えてスプリント。一応ハンドル投げてゴール。








いや…キツかった…。
全日本がコースの関係で出しきった感がなかったのでその分こちらはすごい出しきった気がする。

モニタを確認したら暫定3位だって。
少しホッとした。

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最終結果は16位。ポイントシステム的に15位からポイントがどど~んと増えるのでそこはとても残念。
また、ホビーチームTTスペシャリストと僕が勝手に思っている、なるしま倉林さん、エルドラード豊田さん、アクアタマ松崎さんに負けたのが悔しい…。でもなんとか300Pとれたので良かったかな…。

とりあえず終わってホッとしたといいうのが正直なところです。
来年は一桁、目指します。
ありがとうございました。

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Time:21:28.45
average Power:326W (結局竹コース)
average cadence:87rpm

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自転車
Planet-X EXOCET Carbon
FFWD F9R/Zipp Sub9
Crono EVO 22C 8気圧