2015年3月19日木曜日

JPTを走るノンプロバイク 俺々編

フィッツグルーン 日本ロボティクス 香西【Jamis Xenith SL】

Jamis Xenith SL photo by Shinsuke Kouzai
昨年に引き続き、香西が駆るのはJamis Xenith SL。2013年モデルまでのコンサバティブな設計から一新された新型Xenthの2015年モデルとなっている。

2014年モデルからブレーキがフロントminiV、リヤがBB下ダイレクトマウントとなり、大幅に改良されたが、それに係る改善が主にされているという。特にフロントブレーキはフォークの改良でブレーキの安定性が高まった模様。


香西のバイクはパーツアッセンブリにも多くのこだわりが詰まっている。コンポーネントはサポート外のSRAMである。ディレーラーは10速のRED最後期のモデルを使用するが、ダブルタップにRIVAL22を使用することで11速化をしている。
ケーブル類はライナーが一体でハンドルからフレームを通りディレーラーまで継ぎ目なく導かれるタイプを使用してメンテナンスの頻度を下げているとのこと。「これを使えば電動とかいらないし」と強がっている。
リヤブレーキはフレーム付属のシ◯ノの9000であるが、気に入っていない様子。
パワーメーターはQuarq ELSAのBB30モデルを使用するが、そのままではフレームにつかないためxxxxを少しxxxxして取り付けてあるらしい。また、ケイデンスマグネットを取り付けるスペースが無いため、最新のファームウェアを使用し、マグネットレスで使用しているとのことだ。「ケイデンスの計測値(とそれによるパワーの計測値)に不安があったが意外に問題ない」。なお、お役所が飛んでくる可能性があるので、日本では電池を入れてない(?)。
チェーンリングはRotorの真円タイプを使用している。理由を聞いた所「見た目軽そうなので」とのことだ。

SRAM REDのボルトは鉄ボルトに中空加工がしてあるため、ボルトをチタンに換装しても軽量化にならないためつまらないらしい。

ホイールは昨年に引き続き(というかここ3年くらい)前輪Zipp404、後輪Lightweight Standard G3 "Sprinter"を使用する。タイヤには前輪が2年半もののDugast Strada Cotton23C、後輪がVittoria Corsa EVO SC 23Cを使用している。理由を聞いた所、後輪のDugastがパンクしたので手持ちのを貼った、とのことだ。Dugastは23Cと書いてあるものの実質的に25Cほどの太さがあるようだ。


ハンドル及びステムは堅実性と経済性を重視し、タキザワのセールで購入したというBBBの7075アルミを使用した丸ハンドル。ステムは軽量パーツメーカーのOmniRacerのアルミステム120mmを組み合わせている。バーテープもタキザワオリジナルのベルベットタイプ 1170円の高級品だ。シートポストはSRAM系列のTruvativのDH用軽量モデルのNoir T40を使用。

ゼッケン台座は手作りで、会社の昼休みに作ったものを使用する。アルミの廃材とカレイナットを使用した逸品だ。

2015年3月15日日曜日

JBCF宇都宮クリテリウム JPT 35位

プロツアー二年目のシーズンがスタートしました。
冬はCXをやっていたおかげでシーズン入りとしては具合の良い感触。レストし過ぎるわけではなく、やり過ぎたわけでもない感じ。そして3週間前からワークアウトプログラムを組んで、自宅合宿(言い過ぎ)。

というわけでなかなか調子が良いと思う状態でレースに入ることが出来ました。

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現地入りは試走をしないつもりの10時頃。
チームメイトに挨拶をしたり、会場を見て回ってたりしてたらあっという間にアップ開始の時間。いつものやり方でアップ。
調子はいいかな。ウインドブレーカー着てやったら暑くて汗かいた。

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レース
サイン忘れはダメ・ゼッタイ!
セレモニーがあるというのでスタート30分前から並び始める。先日練習中の事故で亡くなった和田選手に黙祷を捧げてからパレードラップスタート。パレードラップが怖いんよねぇ。なんでこの状態で前に上がろうとする人が居るのか理解できない。(ブラーボの人は歩道走って上がっていってたね)
そんなこんなで落車が一発ありリアルスタート。

うん、こっちのほうが安全。楽しい。そして楽。



自転車は2015バージョンのXenithとホイールのかげで鼻歌を歌いたくなるくらいいい感触。走って楽しい!!



裏ストレートのヘアピンが追加されたけども、ここはみんなすごくゆっくり曲がるので安全。裏ストレートは結局短いストレート4本のような感じで、一列棒状になっても結局コーナーで追いつくんだからがむしゃらに前に着かなくてもいいや~、という悟った気持ちに。ゴッチャリした集団の中にいるときはさらに楽。
しかし、ホームストレートは長くて速度変化があるので気を抜けない。集団が足を止めそうなのであればしゃかりきに踏まずテキトーに合流するように調整したり、前に抜けるスペースがあったらすかさず前に上がったり。そして、なんかヤな雰囲気(アタックが有ったあとに多いね)があった時は最大集中。
そんなこんなで落車を神がかった事前回避能力で回避していたものの、とうとうラスト3Lapのところで僕の前方で落車。白いジャージが自転車の下敷きに…ゴローさんだ…と思いながらフルブレーキ。完全には止まれずに前転。後頭部でヘルメットが割れた感触が有ったけど、ダメージ無し。
よっしゃ、ニュートラル。
とバイクを確認するとチェーンがジャムってクランク回すとRDがビヨーンとなるよ~。焦って何回かやったところで監督登場、ちょっと冷静になれたのでシフターとトップの位置から動かしてから再トライ、お、OKだ。たぶんエンドが曲がってトップが行き過ぎてるんだろうな。
前後のホイールがちゃんと回るのを確認してリスタートの位置へ。
集団がやってきたところで出ろ!と言われたのでスタート、と思ったら前に居た人がギヤ噛んで進まねーでふらふらしてる!間一髪でそいつの右をすり抜けたところで後ろで大落車の音が…南無。

集団に取り付いたら・・・人少なっ!
そして、転ぶ前はブリッツェンがコントロールしていた気がしたんだけど、もはやブリの影も形もない…。UKYOのコントロール下でラスト2周。
まあこりゃ完走狙いと20位以内になれたらいいなぁ、とは思ったものの、復帰で最後尾になったところから上がれるほど速度が遅くない。ラス1では牽き終えたアシストが降ってくるのを避けながら上がることになる(ちょいちょい集団の後ろにつきながら落ちてくのやめてほしい…)。中切れの連発みたいな感じでとっても辛い。でもまあなんとか集団が見えるところでゴール。
20位以内はないかな。

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結果
35位(完走ポイント90P)

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反省
楽をしたものの、何もしていないも同然。レースのしかたによって練習のほうがしんどいというレベルに到達できたのは少しだけ感慨深い。
もう少し前で何かをしたい&できる感触は得たので次は動く。



自転車:
Jamis Xenith SL 2015 size54
Component:SRAM RED&RIVAL22
CRANKSET:QUARQ ELSA 170mm
CHAINRING:ROTOR 53-39T(真円)
CASSET:SRAM RED22 11-28(改)
WHEEL&TIRE:F ZIPP404 Dugast Strada cotton 23C/R Lightweight Vittria Corosa CX 23C
STEM:Omni Racer 120mm
HANDLE:BBB
SEATPOST:Truvativ Noir T40 31.6mm
PEDAL:TIME RXS Carbon Ti Ulteam

2015年3月8日日曜日

茨城シクロクロス 土浦ステージ C1

シクロクロスはもう出ないつもりだったのだけども、妻がやる気を出して茨城シクロクロスに出たいというので、ならついでに、とエントリーしたレース。もう普段の練習は完全にロードに移行していて、シクロクロスバイクに乗ったのはお台場シクロクロス以来という感じ。
でも、インターバルを重視した練習ができているので、走力的にはなんとかなるかな、という予感はあった。

お台場でパンクさせたチューブラータイヤ&ホイールに貼り替えるべきタイヤが無くなってしまったので、後輪はチューブレスで行くつもりで準備。最初についてきたアメリカンクラシックのホイールにブロックタイヤを付けて予備に。レース用はコースが主に芝っぽいので妻も使用するPAXチューブレスホイールにシラク サンドをつけた。
クランクはELSAをロードバイクに戻してしまったので、FORCE CXの44Tシングルに。今年序盤印象が悪かった172.5mmだけどなんとかなるだろう。

と、金曜あたりに妻が日曜も仕事になったのでDNSということになったので結局一人で参戦。
当初の目的からずれたぞw

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試走
試走には十分間に合うように着けたので、午前に走った人の話を聞き、サンドタイヤは無いかな…ということで、アメリカンクラシックにホイールを付け替えて試走に。
うむ、おもしろい。調子はいい。

少し車でうだうだしてからアップ。ハイケイデンス5回。
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レース
リラックスして臨めた。3列目くらいだったかな。
スタートはそこそこうまく行き、直線で8番手くらいまでに上がる、が、なんかタイヤががたがた言うぞ???
砂利だからだよな、と、気づかないふりして芝に入りトップのパックで走行。割と余裕でついていけるぞ、とおもうがリヤタイヤがやっぱり変。
ガタガタ言うし、すげー流れる。
下を向くと…ああ、パンクっすね。気づいちゃうとホイール壊しそうなのでやたらに踏むことができなくなり、順位をズルズル落とす。




ドロのところは良いんだけど、固い路面はホイールが可愛そうで…。
リヤホイールだけは予備があるのでピットまで我慢。交換の手順を考えながら走り、なんとかかんとか一周してピットイン。
シミュレーション通り降りてケージロックをしてチェーンのテンションを抜いてホイールを交換、クイックを締めて走りだした・・・が、あ、ケージロックしたまんまだ、というわけで爪先でケージを小突いてケージロック解除。最大限スムーズにできた。
そこから追い上げ祭り。
担ぎながらコースを観察して発見したラインを使い追い上げる。
2周目終了くらいで最後尾に追いついた、ホッ、ビリじゃない。





サンドタイヤは空気も入れ過ぎでちょっと滑るけど空気入ってないタイヤよりは全然マシ。
とりあえず全力で見える選手を追いかける。
ちょいちょいミスしたけど、ともかくプッシュ。
いつも順位争いしてる人たちのところに追いついたら追い越し祭りは終了、でも、ロードレース的に横風、向かい風を後ろで我慢して、それを抜けたらダッシュで突き放す繰り返しでちょいちょい順位を上げていく。
最終周にいつも負けているシクロポリスの方に追いつき、追い抜く、しかしあの人は油断できない相手なので脚を緩めずプッシュ。そしたら高速コーナーですっ転び抜き返されてしまった(←バカ)、泥の中にあった石で脛を切ってしまったようで流血しているがアドレナリンがでてるから大丈夫。追うが、結局追いつけずゴール。



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14位/39人

うーむ、はじめ悪し、なか良し、おわり悪し。
ロードレースシーズンに向けていい感触を持てたのは良かった。


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Jamis SuperNova Team 2015 54cm
コンポ SRAM Force CX1 油圧ディスク
クランク SRAM Force CX1 44T
ホイール PAXリムとハブによる手組み
タイヤ 前:SCHWALBE Racing Ralph 32/ R IRC シラクサンド32
スプロケット:105 11s 11-32